宿の経営はこうあるべし!?いやウゼェっすわ…。

新年度、観光も戻りそうな気配

コロナの話題も減りましたね

春ですね。今日から新年度ですね。桜も散り始め葉っぱが出て来てます。今日は雨でちょっと寒いけど。

新型コロナウイルス、相変わらず騒がれてますがもう世間話からは消えつつあるというか、今年に入ってから私は今日の感染者数が何人なのか見もしなくなりましたね。

週末や連休ともなればそれなりに人出は多くなりました。第7波だとかワクチン4回目接種とか言ってますけど、3回目だってコクミンの半分も接種してないんでしょ?
もうそんなもんですよ。いつまでも人間に我慢なんか強いられませんって。さらにテレビがコロナそっちのけで戦争の話ばっかりするようになれば、そんなもんですよ。テレビがやりゃあみんなその気になるんですよ。コロナもそう、戦争もそう、煽り運転もそう、タバコもそう、何もかも…。そうなるに至った背景を丸無視して、答えありきで、複雑な事情を理解しようともせず今見える目先の事実だけを重視して、大した知識も無いタレントやテレビ局職員コメンテーターが感情論でギャーギャー騒いで視聴者をその気にさせて…。それで誰が得すんの?俺達ではなさそうだよね?誰に言われてやってんの?誰が空気入れてんの?って所まで掘って考える人は…ナチス排除はプロパガンダ?いや宇国軍が付けてるのこれSSマークだよね?どういう事?…って思う人は…、そもそもテレビなんか見ないかw。そんな事テレビのタレントコメンテーターは教えてくれないもんね(笑)
逆もしかりで、テレビが言わなきゃ無いも同じ。

テレビを見ない世代より昭和世代が多いうちは、まだまだこんな風潮が続くんでしょうね。

とは言えコロちゃんはこれだけうるさく対策しても全くノーガードだったインフルエンザと同程度かそれ以上の感染者数と死者数なんですから、おっかない病気には違いなかったんでしょう。インフル流行んなくなっちゃったし。
それでも2年が経ち、重症化しやすい人も段々分かってきて、大多数の方々にしてみれば罹りもしなかった、運悪く罹ってもほとんどの人は風邪と変わらなかったわけで、2回も抑圧された正月迎えりゃ「こんな事でいつまで我慢させられんだよ…」となるのは当たり前の話で。そりゃ暖かくなれば徐々に人も出だして来ますわね。

冷酷な話だけど、見ず知らずの他人を慮るより自分の人生の方が重要ですからね誰もが。私だってそう。ヒドイですけどしょうがないです。

ドヤドヤこうあるべしさんも活発にw

とツイッターで書いたら色々面倒になりそうな事を前置きとしてw、そんなわけで人も出だしはじめて、コロナも段々とみんな気にしなくなりつつあって、世界は今後どう動くかわかんないけど目先の見える範囲では、そろそろ一人旅の人達動くでしょ。てかもう動いてますよね。インバウンドはまだまだだけど、とりあえず国内はいけそうじゃね?と。

そんな地合だからなのか、相も変わらずSNSじゃ、こうあるべし!な人達がドヤドヤ発信垂れ流しでイキりまくってまして、そういう風潮に元々興味ないワタクシ、はぁ…、また目に入っちゃったよ…となっております(笑)。

元々がさ、ゲストハウスなんて儲かる商売じゃないんですよ。ほんと好きでやるような仕事。儲けたきゃ一棟貸しやった方がよっぽど儲かる。
そういう意味じゃ地域おこしキラキラ交流繋がり宿をやる方々はある意味「王道」なのかもしれません。ゲストハウスとしては彼らは外道だけどさw

なんか最近はさぁ…SNS見てると、この業界の人間もそうだけど、不動産投資系の人達も噛んできて民泊がどうとかやったら言われてて、それこそ宿コンサルもそうなんだけど、「儲けるには」「稼ぐには」みたいな所がやったらフォーカスされちゃっててさ、その流れから「これからの宿はこうあるべし!」みたいな事盛んに言ってる人多いんだけど、ほんとこれからゲストハウスやりたい人はああいうのノイズくらいに思っといた方がいいっすよ。参考になりそうなのはパクってもいいけど、基本ノイズだと考えて差し支えなさそうです。

インスタ映えするような某インフルエンサー社長のホテルみたいなのやりたいとかさ、「投資」としてコストかけずに一棟貸しやら民泊やって稼ぎたいって人が参考にすりゃいいのよあの手は。
それでも今から参入するんじゃキツイだろうし、そういうの発信してる彼らも経験の上で根っこを端折って「上っ面」な事言ってるだけだから、それを「未経験」の人が単純に取り入れて自分ゴトとして落とし込もうとしてもハマらないと思いますよ。

どなたかの発信をちらっと見たけど、「安い家賃の所でコスト掛からない民泊新法でやればいい」とか言ってる人いたんですよ。いやいやいや…そんな単純にいくと思う?その一方で「立地が全て」とか平気で言うんよそういう人達は。
立地がよくて家賃が安くて事業使用可能(つまり大家の理解が得られ大幅なリフォームが可能)な一軒家なんてあると思う?あったら速攻で業者とか投資家に取られちゃってるよそんなの。この業界、どれだけの人間が金が欲しくてギラギラしてると思う?そういう本気の人たちに、そういうツイートを間に受けるような人が敵うと思う?

ほんと最近のこういう発信って机上の空論ってヤツ…いや論にすらなってないなぁと。
あの手のツイートをする方々は私たちの宿運営の参考のために発信してくれてると言うより、SNSのフォロワー増やすとか、自分のビジネスに引き寄せる我田引水の意味もあるのだと考えて割り引いて見ましょうね。だってそうじゃんビジネスを語る人間がテメェのメリット考えてないわけねぇじゃん。

「ゲストハウス」に大事な事

なんかさー、でもまあ、不動産投資とか民泊…要は「お金儲け」を主軸にしたい人はそういう方面で突き進めばいいとして(私も不動産投資系、興味無いわけじゃないから否定じゃないですよ。ただここの話はゲストハウスが主軸だから否定的な書き方になるよね。てか不動産投資とゲストハウス運営って結構守備範囲というか、学ぶべき事が被るんですよね。その辺の話もしたいけど、それこそそんな話は有料じゃないとできんw)、ゲストハウスやりたいって人があれ見て迷っちゃったら可哀想だなーと。結構ゲストハウスに近しい人達が言ってるじゃん?上に書いたようなの。目に入るよね。

ただひとつだけ彼らの言ってる事で真っ当な事があって、それは、「宿(立地・建物・宿主・スタッフひっくるめての事と思います)にファンがつけばお客さんは来る」ってやつ。そりゃそうですわそここそゲストハウスが意識する所ですわなぁ…と(笑)。

ただ…それこそ、その「宿にファンが付くにはどうしたら良いか」なんて答えが無いから、彼らもそこにはそれ以上言及できないですけどねw。要は「雰囲気」、つまり宿主お客さん周辺住民含めた「人」と「建物」と「立地」が醸し出すトータルバランスだからね。そしてそれがどの客層に刺さるか。そんなの「教科書通りな答えなんか無い」んよね。

そりゃ色々ファンを付けるための小手先のテクニックみたいなのはありますけど、同じ事を40代男性がやるのと、20代女性がやるのじゃ結果は全く違いますね。
同じ40代男性同士でも…例えば全国各地のゲストハウス、40代男性宿主めっちゃ多いですけど、それこそ宿形態から雰囲気、客層も千差万別でしょう。マネコキしたって同じ宿にはできませんよ。たとえ箱が同じでも人が違えばもう全く違う雰囲気になるんですよね。

人と同様に立地ひとつ取っても、例えば東京と大阪、北海道と沖縄じゃ、同じ建物同じ人がやっても全く違う雰囲気になるでしょう。

だからゲストハウスって大事なのここだよね。上っ面な経営テクニックも大事だけど、自分が「どこ」で「どんな」ゲストハウスやりたいのか、そしていざそれをやってみて、どういった客層を受け入れたいのか、そして受け入れられたのか、はたまた受け入れられなかったのか。

ウチは当初の想定が「バイク・自転車の男性が主だろう。しかし館山にはまず来ない海外バックパッカーも呼んじゃる!こんな東京から近いのに辺鄙な半島の先っぽなんて日本滞在中の暇つぶしに来たいはず!」と思って、それにほぼ近い客層になったんですが、他の宿主さんとかから聞く話だと、客層は最初想定した層ではなく違う層が多くなる事も多くて、そこに合わせていった結果その層で安定してく、なんて事が多いらしいんで、まあ自分の宿は自分が作った物なんだけど、その後の雰囲気とかはお客さんが作ってってくれたりで、その過程でファンを付けていくんでしょう…ゲストハウス、てか小さな個人商売ってそういう所大きいっすよねぇ~と(と言っても成行きで結果こういう宿になりました~を敢えて狙うなんて消極的な事しろってんじゃなくて、狙う層、狙う雰囲気のためにハンドリングは必要ですよ!狙ってドンズバその雰囲気と客層になればそれは最高ですから。ただそうは上手くいかないから、だったら我を通すのも大事だけど、お客さんに求められてる事を取り入れて自分のやりたい事と摺り合わせっていった方がお客さんも自分にもいいよね~という事ね)。

そりゃお金欲しいけどねぇ

というわけで論とかテクニックじゃないのよね。いやそれも大事よ?食ってくためには勉強しないといけないんし。でも、いくら今業界が低迷してるったって、露骨にカネとか経営の話されちゃあちょっとね…。ディズニーランドじゃないけど、ある意味非日常を提供する仕事じゃん?露骨な話するならこういうわざわざ見に来ないと見れないブログで垂れ流して、表はキラキラを装ってないとw。そう考えるとあの某インフルエンサー社長とかやっぱり凄いよね。金の話もキレイに前向きに聞こえるもの(笑)。

というわけで、なんだか最近、一部ゲストハウス業界関係者含む宿業界のSNSアカウントが「カネ」とか「経営論」のハナシばっかで、業界としては「そろそろ国内観光需要が戻りそうじゃね?」っていう地合なのにこんな話ばっかりじゃ、今からゲストハウスやりたいって人とかワケわかんなくなるだろうし、ゲストハウスが好きでいろいろチェックされてるゲストハウスファンの方もウンザリしてんじゃないかな…なんて心配をしてまして。てかそれ以上におれがそういうの鬱陶しいんですわ!(笑)
幸い私のFF関係さんにはいないけど、宿泊業界を検索して見てるとそんなのばっかでさぁ…。せっかく地合良くなってきてんだから、もっと良い意味でキラキラしていきません?(笑)

そりゃゲストハウスだって商売ですから、高齢夫婦が営む採算度外視の学生街の飲食店じゃないんだから黒字でやってかないといけないわけで、カネのハナシも大事なんだけど、優先度はソコソコでいいでしょそもそもそこまで儲からないし!儲けたいならゲストハウスなんかやるなし!なんで、宿業界(ゲストハウスに近しい人達含む)が語る「論」、特に主語がゲストハウスではなく民泊だとかホテル旅館民宿向けの論に、これからゲストハウスをやりたい方々は惑わされないでね!というオハナシでした。

では私もそろそろ宿やりたいな。色々ちょっと落ち着いたし、今年どっかで宿再開しないともう二度とできない気がしてますよ。ほんとタイミングって大事ですよ。若者の時間は大事って言うけど、中年も好き勝手生きてると時間って無駄にできない、いや1年1年衰えてくからこそ、ほんと時間が大事です。てかどの世代もみんな一緒ですよね。

新年度、どうなりますか。ではまた業界の状況が変わったとき記事を書くと思いますのでそのときまで!(笑)
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