状勢の変化とブログ記事非公開についてお知らせ

ブログ記事、大幅に非公開にいたしました

下の記事でお伝えしてから随分と経ってしまいましたが、当ブログの開業系の記事をほとんど非公開といたしました。

宿泊業界もGWあたりから少し様相が変わり(とは言えゲストハウス業界ではそこまで大きなトレンドの変化は見えませんが)、投資型民泊は「これから始めたい」と言う方が活況のようで、それを狙うかのようにノウハウや論を語る方が沢山お見えになられます(笑)

ゲストハウス業界内でも開業系の商材作って売ってる人も一部いますけど、私はさすがに有料販売とかはせずあっさり非公開です(笑)

このブログに関するお知らせ
緊急事態宣言は終わりましたが、どうにも観光需要は戻らないですね。 てか今は元々閑散期ですしね。 日帰りのドライブレジャーと、キャンプ...

記事中にも書いた通り、あのツラいコロナ渦中でも、ゲストハウスを見捨てず情報収集していた方にだけ届けたかったのもありまして。
「一番苦しい時に居る方を大事」って書きましたし。
後はコロナを経て、当時の考えやノウハウも古くなってきたってのも理由だったりします。

コロナが落ち着いたからとこれからゲストハウスや民泊に参入する人は、他に色々情報提供してる人いますからそちらの方が役に立つかと思います。そういった方にお金払って情報もらうか、今やググるとそれしか出てこない、通り一遍の事しか書いてないアフィリエイトが仕込まれた「開業するには?」系記事を見て下さい(笑)

てかそのアフィ記事とか企業のPR記事ね、今ググるとそんな記事ばっかりなんだけど、内容結構パクってるよね?「これってあの人がよく書いてた内容じゃん、あれコレは俺のがパクられてね?」って感じを受けたのね。

それでパクリ元の個人の宿主さんが書いてた記事が全く検索に出てこなくなって、ああいうアフィとか企業の記事ばっかりになるの、これゲストハウス開業に限らず何のカテゴリーもそうなってるんですけど、いい加減なんとかならないんですかね。
やたらグーグルを持ちあげる人いますけど、マジちょっと掘り下げて勉強しようとすると何の役にも立ちませんよねw

一つ言っておきますよ。ああいうアフィとか企業の書いた開業系の記事、内容的には初歩の初歩ですし、万人受けを考えて書かれてますから、平凡で何も発想力の無い、他人のマネしかできない人には最適だと思います!(なんかSNSでもそういう「一般論」をドヤドヤと語る人いるよねぇw)
ただ、そんな方は自分で独立してゲストハウスなんかやろうとしないでしょうし、そうでない方はいくらああいう記事で「資金がー」「立地がー」とか言われても「そうね一般論はねw」くらいにしか思わないでしょう!(笑)
つまり私が何が言いたいか分かりますよね?わからなければああいう記事を熟読して、セミナーとか有料商材をお求めください(自分のやりたいようにやるのが一番だって言ってんのよ)

あ、一つ有用な情報置いときましょう。前にも紹介したけど(多分消した記事内だと思いますがw)、ちゃんと行政(石川県珠洲市企画財政課)が作った宿泊施設開業マニュアルがあります。
初期に参考にするのはコレが一番良いですよ。パクリアフィ記事なんかよりマジちゃんとしてる。これ正直noteなら1000円で売っても良いと思う(笑)

「珠洲市の空き家を活用した宿泊施設開業ガイドブック」

【無料配布】「珠洲市の空き家を活用した宿泊施設開業ガイドブック」完成!
珠洲市では、市民の方向けに「空き家を活用した民泊&ゲストハウスの開業に向けた勉強会」を開催するなど、宿泊施設開業に向けたサポートに取り組んできました。その集大成として、この度「珠洲市の空き家を活用した宿泊施設開業ガイドブック」が完成しました

民泊・ボロ戸建て投資・そして法改正へ…

さてゲストハウスより民泊の方が開業志望者は活況と書きましたが、あれに興味のある方々は結構な割合でボロ戸建て投資にも興味があるようで、そのボロ戸建て投資界隈、お金の無い若者がFIREを夢見て参入する(したい)例が多いみたいで、またユーチューブやSNSで先行者が煽り散らかすもんで、かなり流行ってるみたいですね。
彼らはとにかく金をかけないので入手する物件もほぼ大規模改修が必要な物で、それをまた金を掛けず直そうとするので、プロでも避けるような危険な工事や、やっちゃいけないような違法工事まで「素人」を集めてDIYで行い、それを得意げにSNSに投稿などしてしょっちゅう炎上しています。

てかこのボロ戸建て投資の人達、そのうち問題になる気がしてて(もう一部じゃなってるんだけど)、これの対策では無いんでしょうがまるで狙ったかのように建築基準法が改正になり、DIYでもそれなりの規模や難易度の工事を行うには建築確認が必要になるそうです。

ボロ戸建てDIY大家のやってたような、外壁や内壁をぶち抜いて張り替えとか間取りの変更とか、ある程度以上勝手にやったら「違法」となるようですね。

ゲストハウス業界も他人事ではないんです

さてここまでのオハナシで、何か近い事を盛んにやってた業界がありません?そうゲストハウス業界です(笑)。

なんか私自身も、そこまで煽るつもりもありませんでしたが「DIYでやれる事はDIYがいいよ~」という発信を盛んにしたし、全国各地の宿主さんたちも相当なDIYスキルの持ち主が多く、よくその模様を発信されてたりしましたよね。

なので(ボロ戸建て投資界隈ほどのムーブメントは無いにせよ)これから開業したいなんて人達の中に影響されてる人も多少いるかもなという感じがありまして…。そんなわけでDIY系の記事も全て非公開とさせていただきました。

まーゲストハウスに関しては、一応建築課、消防、保健所が絡む許可申請っつーものがあるので(民泊新法でも消防と県は絡むので)ハチャメチャなDIY物件はさすがに申請通らない、てかそもそもそんな事して平気な人はあの厳格な法に法った申請なんか通せないだろうからヒドイ例は聞いた事が無く、むしろDIYゲストハウスオーナーは皆プロ並み(そしてプロがバックについてる人が多い?)のDIYスキルの持ち主が多かったですが、法改正後は各地の宿主さん(私も含め)がやってたようなDIYはいくらプロ並みに工事したとしても、ちゃんと建築確認をやらないと違法となるわけです。

ただそれをやったらコストが嵩むので、DIYでやる意味ありません。てか施行はDIYでやるから申請はやって!などと言って受けてくれる建築士さんなどいないでしょう(笑)
なので今後は大きなリフォームは全て建築士さん、工務店さんにお任せ、お金は普通にかかります…という事になりますね。

この法改正、現段階ではまだどうなるか様子見るしかないですが、兎に角、もう昔のようにはいかないという事だけは事実です。
(平屋なら大丈夫そう?でも平屋のゲストハウスって中々ないよね)

4号特例縮小の波紋
 2階建て木造戸建て住宅などを対象に、建築確認の際の構造審査を省略する「4号特例」。2025年度に省エネ基準の適合義務化とセットで、この4号特例の範囲が縮小される。建築基準法などの改正案の国会審議が進むなか、日経アーキテクチュアは建築実務者を対象に独自アンケート調査を実施。賛成の声が6割だったものの回答者からは設計者の...

これ一人親方の大工さんに工務店通さず直で連絡してやってもらったりも出来なくなるのかな?なるんだよね多分。

どっかで「コロナ後はお金持ちしかゲストハウスは開業出来ない」とか言ってた人いたけど、ホントにそうなりそうですねぇ(その人が言ってた立地や建物が云々とかいう文脈ではなく、こういうハード面のコスト、それにインフレ、円安の影響とかいう意味でね)。

またイチからスタートですね

と言う事で、

  • 低迷期でも諦めなかった開業志望者を優遇したい
  • コロナを経て過去のやり方が古くなった
  • 建築基準法改正で大規模DIYが違法となるおそれ
  • アフィ記事にパクられるのムカつく、おまけでグーグルもムカつく

という理由でブログ沢山非公開にしたよという記事でした(笑)

最近私もゲストハウス再開に向けて時間を見ては宿の改修作業をしてますよ。色々迷走しましたが、結局ドミトリー宿として従前のままで再開を考えています。

色々SNSを見たり、各地のゲストハウス・ライダーハウスの予約状況なんか見たりしても「まだまだこれキツイよなぁ…」とは思いますが、やっぱり客層変えてまで仕事したくなくて。
客層変えたり貸切とかやるなら、ちゃんと「一棟貸し宿」「民泊」として別事業としてやりたい。消しちゃった記事で言ったかもしれないけど、ゲストハウスやホステルを名乗ったまま客層を変えたり貸切をメインにしたりするのはダメだと思ってるんで。
(客層、ゲストハウスをやってたハズなのに家族連ればっかりで貸切状態が続くとか、結果そうなっちゃうのは仕方ないです。でもそう仕向けて行くのは違うよねって事ね。)

なんかそういや「民泊って言い方が嫌」とか言う人をSNSで何人か見かけましたが、いいじゃんね「民泊」(てかそういうの本気で民泊ビジネスやってる人に失礼な気がしますけどね)
私なんて地元の人、特に年上の人達には「ゲストハウス」って言っても通じないから、「バイク乗りとかバックパッカー向けの民泊やってます」って言いますよ?一発で通じる(笑)

とりあえずそんなワケで、ゲストハウス業界も多分今が底打ちだと思うので、これからは上昇トレンドに転換すると思います!新たな気持ちで関わって行こうと思いますので今後ともひとつよろしくお願いいたします(笑)