ライダーハウスを格安で開業するための考察その1 民泊新法ってどうだろう?

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ヤミ民泊が騒がれた2018年

今年(2018年)も12月となり、流行語大賞が決まり、もう残り少なくなりました。

ゲストハウス業界で言えば、何を差し置いても流行語は民泊新法(住宅宿泊事業法)でしょうね。あとはヤミ民泊、Airbnb、2020年、ホテルラッシュ、龍崎翔子さん、BOOK AND BED、ホステルパス、最後の最後でTrip.comなんて所でしょうか。

民泊新法の施行とAirbnbの違法掲載物件一斉削除が話題となり、無許可民泊(ヤミ民泊)が終わりを迎えましたが、ウチのような旅館業法の許可をちゃんと取っているゲストハウスにとっては大変歓迎すべき事でした。

ヤミ民泊の連中のみならず、メディアまで「民泊はグレー」なんて言って、しまいには「これから外国人観光客が多くなるのに日本はまた海外から遅れる」なんて見当違いな事を言う人達まで出る始末。何を言っているんだこの人たちは?と思ったものです。金貰って部屋貸して寝具で寝た時点で「違法」です。グレーってか真っ黒です。

確かに今急激に技術や人々の意識、ネットが発達し、法律が追い付かない事例も見かけますが、こと旅館業法に限っては、昔っから無許可はぜーんぶ真っ黒です。

下記に旅館業法の定義を載せますね。

1  定義
旅館業とは「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業」と定義されており、「宿泊」とは「寝具を使用して施設を利用すること」とされている。旅館業は「人を宿泊させる」ことであり、生活の本拠を置くような場合、例えばアパートや間借り部屋などは貸室業・貸家業であって旅館業には含まれない。
また、「宿泊料を受けること」が要件となっており、宿泊料を徴収しない場合は旅館業法の適用は受けない。
なお、宿泊料は名目のいかんを問わず実質的に寝具や部屋の使用料とみなされるものは含まれる。例えば、休憩料はもちろん、寝具賃貸料、寝具等のクリーニング代、光熱水道費、室内清掃費も宿泊料とみなされる。
また、宿泊施設付きの研修施設(セミナーハウス)等が研修費を徴収している場合も、例えば当該施設で宿泊しないものも含め研修費は同じとするなど当該研修費の中に宿泊料相当のものが含まれないことが明白でない限り研修費には宿泊料が含まれると推定される。ただし、食費やテレビ・ワープロ使用料など必ずしも宿泊に付随しないサービスの対価は宿泊料には含まれない。

はい重要そうな所は太字にしました。コレ見るだけで民泊なんてものにグレーゾーンなんか無いって一目で分かるでしょう。

ゲストハウス・ライダーハウスの場合

さて、違法民泊ばかりが取りざたされた本年ですが、ゲストハウスでも無許可でやっているような所があったようですね。さすがにもうやってないでしょうが。

ライダーハウスに至っては許可を取ったり取らなかったりですね。wikiによると、

多くは男女別の相部屋で、寝袋などを宿泊者が持参して雑魚寝する宿泊形態となっている。寝具を提供しないことによって旅館業法の適用を免れている施設がほとんどである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ライダーハウスより

と書いてあります。

つまり「布団が無いから宿泊じゃないよ」という事なんでしょう。客が寝袋とかを持ち込む分には仕方ないと。ちなみにこれについては最近どこの自治体でも「持ち込みの寝具であっても認めない」との判断を出しています。千葉県も例外ではありません。

宿泊に際し、利用者が自己の寝具を持参して使用する場合も「寝具を使用して」に該当します。

千葉県ホームページ「旅館業法」より

旅館業法について

これじゃライハもうかうかしてられなくなりました。ヤミ民泊のせいでお目こぼしだったライハも網にかかってしまいました。

その他にもライハには、併設の施設で入浴したり食事したりすれば宿泊OKなんてのもありますね。これなら「食費やテレビ・ワープロ使用料など必ずしも宿泊に付随しないサービスの対価は宿泊料には含まれない。」ってちゃんと書いてますから合法です!ネカフェを逃すための一文でしょうけど、ライハの事も考えてくれてたならちょっとホッとします。違うか。

無許可ゲストハウスに関しては完全に違法でしょう。言い逃れできる要素が無い(笑)。布団の無いゲストハウスやパソコン食事付きなんて聞いた事ないですからね。ヤミ民泊と一緒です。

ゲストハウスは閉店するけど、ライダーハウスだけでもまたやりたい!

「やめないで下さい」の声が本当に嬉しいです

元々ウチはシェアハウスでもやったらどうかな?なんておぼろげに考えていた物件があって、でもそれなら沢山いるライダーへ安く泊まる所を提供したい、いろんなお客さんのバイク見れたら楽しくね?俺もバイク乗りだし!みたいなユルすぎる動機ではじめたゲストハウスでした。
もちろん少しは収益も考えましたよ。でもそれ以上にDIYで建物をリフォームしたり申請書類書くのが楽しかった。ゲストハウス運営も楽しかった。儲かりはしなかったけど、まあ賃貸で貸すよりは良いレベルでした。もうちょっとは儲かると思ったんだけどなぁ(笑)。

ところが結果として経済状況の悪化により、一度畳む事になってしまいました。

ライダーのみならず、一人旅のお客様からも「やめないで欲しい」との声を沢山いただき、本当にありがたく思っています。

とりあえずなんとか立て直すために来年は色々やります。館山ウィールズゲストハウスもゲストハウスとしての役割を終えさせ、セルアウトして稼いでもらいます(笑)。
それで余裕が出てきたらまた、館山のどこかでゲストハウスを再開したいと思っています。

でももし余裕が無かったとしても、ライハだけでもやっていきたい。金が無くてもなんとか格安で始めるにはどうしたら良いか。最近ヒマなのでそんな事ばかり考えています。

元々今のゲストハウスの料金2900円では、ライダーハウス目線で見たら高いですし、安く開業できて、私の負担も少ない運営が出来れば、料金も下げられますから。
勿論その分ゲストハウスのようなサービス、というかプライバシーの配慮とか、シーツ敷きのサービス、建物のキレイさといった物はお客様にも我慢して頂く事となりますが。

そんな格安開業を考えているうちに、民泊新法の家主居住型ならもう少しハードル下がるんじゃ?と考えました。
現在旅館業法で宿を運営している私は、家主居住型民泊なんて興味も無かったのですが、ことライダーハウスによくある「オーナーがいてライダーはその1~2室に雑魚寝」というスタイルが「家主居住型民泊」の形態に合致するのではないか?と気づいたんです。
これはモチロン、同様の形態の「マイクロゲストハウス」にも適応できると思います。

それではその「民泊新法」に則れば「ライダーハウス」「ゲストハウス」を「格安」で開業できるのか?というところを次の記事で閑散期のヒマにまかせて大真面目に検証したいと思います(笑)。

ライダーハウスを格安で開業するための考察その2・民泊新法を検証する
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