若者には迎合しません!ウチの隠れた裏テーマ「氷河期世代に刺さる宿!」

ご注意:10000文字超えてます。ヒマな人だけ閲覧下さいw

※ここで言う「昭和生まれ」とは、昭和50~60年代生まれ(一部平成初期生まれ含む)をイメージしています。

夏・ゲストハウス・39才

やっとゲストハウスづくりが半分くらい終わったッス

梅雨も明けぬまま7月の連休も大雨のまま終わりましたね。梅雨さえ明けてくれれば、いよいよ夏本番!宿業界でいう所のハイシーズン到来となります!

てか見出し何だよ?って感じですが、コレのパクリです。


ニューロティカ「夏・スイカ・27才」
夏が来るとこの唄を思い出すんですよねぇ。
(2000年の楽曲です。伏線ですよ?覚えておいて下さいね(笑))

ウチの次期ゲストハウス予定物件も、いよいよ大枠が出来上がり、リフォームと同時に書類等作成して、消防へと掛け合える段階にまで来ましたよ!

壁紙貼ったりペンキ塗ったりとか、細かい建具や造作などは全くやっておらず、突貫工事も良い所なんですが、建築基準法や消防法に、「石膏ボードは剥き出しのままにしてはならない」なんて条文無いですよね?とにかく許可取るのが先!(笑)

まあカタチだけは見えて来た所で、消防、県と書類が通れば、晴れて民泊新法でのゲストハウスとしてスタートラインに立てるのですが、この手は上手くはいかないのが常なのでどうなりますやら。
そもそもこの建物に色々問題が無ければ旅館業法で許可取ったのに…。わざわざ民泊新法という縛りプレイ&それすら通るかはまだ不明…。まあ国交省と県が話の上では大丈夫と言ってるので信じて突き進むしか無いのですが。

と言う訳でリフォームも後半戦に入り、いよいよ宿の細かい所をどうするか、という事を考えるようになってきました。

宿のコンセプト、テーマなどについて思う事

コモディティ化っていうの?どこもかしこもオシャレになっちゃてさ…

最近のゲストハウス、どこもかしこもキレイでオシャレで、黎明期にあったような、畳の上にカーテンすら無い二段ベッドキチキチに詰めて置いたような宿ってもはや見当たりませんよね。ああいうのもちょっと好きなんですけどね(笑)。

最近開業する宿はどこも1階にバーがあって、2階にカプセル型の二段ベッドがズラー。建具や造作、電気関係や水回りもイチイチオシャレな凝った物使って、これ設計士とかデザイナーにも結構金払ってんじゃないの?って感じの、そんな宿が溢れかえってますね。
いや悪いとは言ってませんよ。オシャレに越した事はございませんから。そして同じような物が増えれば、消費者にとっては選択肢が増えますから良い面もありますし。何よりオシャレで無難な所を狙えば、今流行ってるスタイルに収束するのは当たり前なんでしょうから。でもね…

若者狙いなのもトレンドなんですかねぇ…

上記のようなイマドキなオシャレなゲストハウス、確実にターゲットを若者にしてる感ありますよね。ミレニアル世代とか何とか言うんでしたっけ?
切っ掛けとして考えられるのは、某女性社長さんの若者向けホテルがブレイクした事ですよね。それを追いかけるように、若者向けがやたらと目立つようになった気がします。某巨大リゾート会社しかり、京都とか渋谷に展開してる所しかり、全国津々浦々のゲストハウスしかり(笑)…

ゲストハウスは若者へ向けて舵一杯に切って急旋回してますねぇ

あの某ホテルの女性社長さん(と言っても不倫や右翼で話題の帽子被った方のほうじゃなくて、オシャレな若い方のほう)に影響されたんだか知りませんが、なんだかゲストハウス絡みの方々がやたらと若者に影響されたような事言ったり、自分の宿にそのエッセンスを注入しようとしたりしてるのを見かけます。

いや、平成生まれへ向けたドンズバ(死語)な物作れるんだったら全然良いと思います。某巨大リゾートの何とかって若者向けのヤツ、好調だというネット記事を見ましたし(本当か提灯記事かは知りませんが)。
でも、結局今ゲストハウスをそれなりにしっかり経営してる方や、ゲストハウス界隈周辺で目立った活動をされてる方たちって、昭和生まれ多くね?(笑)

なんでそういう人たちが「エモい」だの「チル」だの無理して使うんよ。キャラに合ってりゃ良いけどさ、合ってねぇよ。見ててカッコ悪くてしょうがねぇよ。いやこれはゲストハウス関係者に限らず、各界隈で最近そういう事言ってるオッサンをチラチラ見るんで「何やってんのオッサン!」って思ってて。

私が若者だった頃、大人が流行りを追って作った若者向けの物が押しなべてダサかった

私が18歳だった頃、1998年頃の話です。
当時自動車免許を取ったばかりの私は、当然車を手に入れ乗りまわします。当時は今と違い、まだまだ車の改造文化があって、車好きなら、とりあえず車を買ったらアルミ履いてシャコタンにしてと言った流れを辿るのが当たり前でした。
1998年当時は「アメリカン」と呼ばれる、アメリカのハイテックカスタムやキャルルックを日本独自に歪曲したような改造方法が大ブームとなっており、当時の若者達は猫も杓子もカローラバンやアベニールバンを買っては同じような改造をしていました。

そんなのが大ブームとなれば、ワケも分からないクセに、流行に乗って金儲けを企もうとする「大人」が沸いてくるのは世の常。
それらカスタムの事を全く違うのにイメージと響きのカッコよさだけで「ローライダー」と称し高く売ったり、最終的にはあの「トヨタ自動車」までが、純正で改造されたようなカローラを出し、「アメリカンビレット」などと銘打って発売する始末。純正でそれ出したら改造車じゃなくなってますけど?っていうのと、こんな改造した車アメリカにいませんけど?って状況で「アメリカにスタッフを派遣して現地のカスタムを調べた」とか意味の分からない事を当時豪語してて、何言ってんだトヨタは?になったりしました。
当然そうなるとカスタムなんかに興味のなかったニワカや一周遅れの連中がそういった物に乗り出すわけで、雑誌もどんどん増えて行き、そういった紙面では分かってない「大人」が記事を書くからどことなくズレててダサくて、そうなるとハマってた連中ほど嫌気が差したり飽きたりで離れていく。そしてブームは終息するわけです。2002年頃にはすっかりブームは去ってしまいました。

私は当時(今もですけど)バリバリ車をイジって乗ってましたから、まあ流行の先端を走る若者には属してたワケです。大黒Pには行かなかったですけどね。
そうやって最先端の情報を見聞きし実践してると、そういう「後追いの大人が作ったニセモノ」ってのは敏感に分かるし、嫌悪感すら感じるワケです。俺達の世界に入ってくんな!と。

いや大人でもちゃんと根本からその文化を理解して、同じ目線で若者に交じってやってる分には全然OKで、そういう人は基礎から分かってやってるから「ズレ」てないので嫌悪感も感じないんです。問題は何がモチベーションになったんだか知りませんが、分かったふりして近づいて来る大人たち…

若者へ迎合して成功した例

今から19年前の西暦2000年(伏線回収1w)、私は20歳でした。まごう事無き若者でした。

その頃はメロコアというパンクロックブームが全盛で、「ハイスタンダード」というバンドが神がかり的な人気だったんですね。
そして前述のニューロティカというパンクバンド(伏線回収2(笑))、こちらもメロコアに似た早いリズムのパンクロックを演奏するバンドでしたが、彼らの全盛期は1980年代後半~1990年代前半であり、全盛期を過ぎてメンバー脱退もあり、低迷していました。

そんな彼らが折からのメロコアブームに目を付け、再起を図るんですね。当時ですら既にベテランパンクバンドであり、メジャーデビューした事もあるのにそのプライドをかなぐり捨て、若手バンド達へ頭を下げてライブに出たり若手の運営するレーベルから音源出したりして着々と若者への知名度を上げて行ったんですね。

しかし彼らはパンクロックについては知識も技術も既に若者以上にありましたから、そのシーンを理解し「今の子ってこういうのが好きなんでしょ?」って音源をバン!って出した。これは当時まだ売れてなかった氣志團の綾小路翔氏も「衝撃を受けた」と語るほどの名盤になってます。


コレですね。ミスマッチなパンクロックでパラパラを踊るギャルが懐かしいですねぇw

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上の車のカスタムの話に書いた、「金儲けしたいからよく知りもせずに若者に迎合しようとしてきたダサい大人」と違って、彼らはパンクロックの基礎も文化も熟知しずっと渦中に居たので、今どきの連中の好きなのはコレ!というのが作れて、そして受け入れられたワケです。プライドを捨てたってのも大きいですよね。

その後ハイスタンダードの解散と同時にメロコアブームは急速に終了。ようやく静かなリバイバルブームが来たのが、そのハイスタが再結成したつい2年前の事です。しかしニューロティカはメンバーチェンジはありながらも、一度も解散も活動停止もせず結成35年を迎えた現在もパンクロック界の第一線で活躍中です。地下アイドルとの共演やテレビ出演、各地のフェスや氣志團万博などで見て知ってる若者も沢山いると思われます。

素晴らしいですね。元々自分たちに素地があったからこそ、その上で生じたブームに乗っかれたワケですね。プライドも簡単に捨て去って。

自分が経験し、継承されてる文化については世代は関係ない

この、「元々自分に素地がある」というの、重要だと思います。そしてその文化が多少形を変えていたとしても、現在の若者にも継承されている物である事も重要です。

エモ、チル、ミレニアルと念仏を唱える昭和生まれは、「お前そこ通ってねぇだろ!」と突っ込みたくなりますが、同じ宿業界でも、例えばユースホステルの元ペアレントさんが、当時を思い出し、自分より年の離れた若者バックパッカーをメインターゲットにゲストハウスを開業しよう!となったら的確な物が出来上がると思います。
90年代に全国を回ったライダーさんが、北海道のようなライダーハウスを地元にも欲しい、若いライダーに来てもらいたい、よしやるぞ!となったら、若いライダーがちゃんと来てくれるライハをつくれるはずです。
世界を回った元バックパッカーの中年が昨今のゲストハウスブームで昔を忘れられず一念発起、ゲストハウスを開業するぞ!となってバッパー向けゲストハウスを開業したら、中年旅人や若者バックパッカーにも普通に利用される宿になるでしょう。

でも、若い頃はサーファーガングロ40インチの腰履き501だったオジサンが、今も若いつもりで「チルれる場」とか言っても、今の若者文化は通ってないんですから付け焼刃も良いとこなわけで、絶対ど真ん中は射抜けないと思うんですよね。絶対ズレます!

自分たちが若者だった頃にその文化は既にあって、自分がそこを経験して、そしてそれが今の若者の間でも継承されている文化だった場合に限り、上の世代でも若者へ向けての最適解を作れるんだと思います。

さあ最近の「エモ」だの「チル」だの言って若者を取り込もうとしてるゲストハウス、前者(間違ったカスタムカーを売ってた大人)でしょうか後者(メロコアブームに食い込んだニューロティカ)でしょうか?
私は若者じゃないのでもはや分かりませんが、昭和生まれがエモチル系(そんな言葉あるのか?)になろうとしてるのは見てて「痛々しいな」ってのは感じますねぇ。

え?ブームの仕掛け人ってどうせ大人でしょ?今のタピオカ仕掛けたのも大人じゃね?って意見もありそうですが、その場合はハナから無かったブームをどう作ろうか考え狙い通りにど真ん中を射抜いたというか、射抜くように仕掛けたわけで、ここで言ってるのは後追いで若者文化を追っかけてる大人たちの事ですからね。あしからず(笑)

余談ですが、「エモ」ってのは元々パンクロック界で使われてた用語で、エモーショナルの略ですね。「チル」ってのはアメリカのスラングで、HIPHOP界でよく使われてた用語ですよね。ChillingとかChill Outとか言いますね。エモいとかチルとか言ってるオッサン、この辺知ってますか?我々昭和後期生まれが物心ついた時から既にあった言葉なんですよ?って意地悪な煽りw

結局その世代に好まれるものはその世代しか作れないんですよ

何でゲストハウス界隈は若者へ迎合しようとすんのよ

今のゲストハウスの主流は、オシャレなのは当然として、1階にバーやカフェ、2階がドミというのが一般的になってますが、これは某東京の宿がヒットして皆が真似した物ですね。

多分初期の頃にこの某宿を真似して開業した人達は昭和生まれが多かったでしょうね。まだ当時は20代~30代前半だったかもしれません。
それから数年、月日は流れゲストハウス戦国時代の令和元年、平成生まれの子達が開業するゲストハウスもどんどん増えてます。若い感性で作ってるから、オシャレで尖ってて、おっさんついていけませんよ、ってなもんです(笑)。

しかし一部、そんな若者宿に刺激を受け、そして前述の女性社長のミレニアルなホテルに多大に影響されちゃった昭和生まれさん達が、付いていけないのに必死に付いていこうと頑張ってるような感じを受けます。本人はそう思ってはいないんでしょうけど。

前述のニューロティカのように上手く取り入れられれば良いんでしょうが、企業経営のオッサンたちが若者文化をなぞろうとしても上手くいくワケも無し。ゲストハウス周辺で活動する方々がミレニアルがどうとか言っても何言ってんの?となる。

ところで若者に滅茶苦茶刺さってるゲストハウスってあるんですかね。無いような気がします。

俺達オッサンが一番共感を得られるのはオッサンなんです!(笑)

もうこのタグが答えなんですけど、昭和生まれがいくら頑張ったってミレニアル世代に刺さるもんなんか作れっこ無いんですよ。理由はここまでお読みになられたらお分かりかと思いますが。

私達昭和生まれが一番共感を得られ、ドンズバな物を作れるのは、昭和生まれをターゲットとした宿しかないんですよ!

そりゃオッサンは地味ですよ。「映え」ませんよ。「バズ」りもしませんよ。「チル」もしません暑苦しく酒を酌み交わすだけです。そもそもSNSすらやってない人だってそこそこいるし。
でも同世代の感覚、気持ちって、大体分かるじゃないですか。だって自分の事とイコールなんですから。まあちょっと自分がマイノリティだったとしても、同世代ならマジョリティの事だって当然分かるでしょ?

経験してきた事、悩んだ事、今悩んでる事、時代によってなされた人格形成、まあ医療用語で言うと「発達課題」ってヤツなんですが、そんなのを完全に理解し、そしてそこからターゲッティングしていくのに、若者の後追いするより、同世代に向けた方がはるかに楽だし共感を得られるドンズバな物作れると思いません?それに若者よりオッサンの方が人数多いし金持ってますから(笑)

なんで若者へ迎合しようとすんのかなぁ?

昭和生まれおじさんがなぜ若者へ迎合しようとするか、その心理を考えてみた

さて同世代の心理は同世代なら分かると書きましたが、それを逆手にとって、ミレニアル世代に迎合しようとする昭和生まれさんたちの心理を想像してみました(笑)。

まあ私39歳なんで、昭和生まれといってもとりわけ「氷河期世代」の方をイメージする感じになりますけどね。まあ大きくズレてないでしょう。

理由1:まだ若いつもりでいる

これねぇ、今私39歳なんですが、滅茶苦茶怖いんですよ。何が?と言うと、40歳の誕生日が、です(笑)。

29歳から30歳になった時は、とうとうきたなぁ…って感じだったんですが、今回は「ヤメテ!来ないで!まだボクはオッサンじゃない!ギリギリ30代だもん!」って感じ凄いあるんですよ。
もう「40」って響きが「オッサン」と同義に聞こえるしイメージされるんです。若いと思ってても強制的に「オッサン」の烙印を押されてしまうんです!(笑)これは39になってからずっと感じてる恐怖なんです(笑)。

今エモだチルだ言ってる昭和生まれさんたちは30代だと思われます。私と同じで口では自らを「オッサン」と自虐的に言いつつ、まだまだ若者だと自分では思い込んでるフシがあるはずです。若者だと思ってると言うか、自意識の部分で、「なんか30過ぎても中学高校の頃と特に変わんねぇよなぁ」って思ってるといった方が正しいかも。

しかし時の流れは非情なもので、30代は世間的にはすっかり「オッサン」です。気が付けば周囲の10代20代が「エモい」「わかりみが深い」とか言ってて、アレ?何言ってんだ?どういう意味だ?となります(笑)。コギャルに囲まれ過ごした青春時代から20年、気づけば周囲はオルチャンメイクの若者達。アレレ俺の知ってるギャルじゃないぞ?となるも、平静を装います(笑)
ここで「俺もすっかりオッサンだなぁ。オッサンはオッサンらしく次のステップ行くか」となれば良いんでしょうが、それを認めたくないという心理も同時に働くわけです。
諦めて人生の第2フェーズへ進めば良いんですが、自分はまだ若者だと自分に嘘を付き、若者へなりきるために「ヤバみ~」とか言い始めちゃう人がいるんでしょうね。
でもそんな言葉言い慣れてないオッサンですから、周囲はドン引きします。おいおい大丈夫かよ?と。そして若者にしてみれば「オッサン何言ってんの?」ってなります(笑)。

理由2:若い子(特に女性)の台頭にオッサンの心は掻き乱される

オッサンって女性、特に若い女性に異常なまでの執着を見せますよね。これは勿論同世代の私が自分もそう思うからこそ言える事です(笑)。
若い女性と話すのは楽しいですが、楽しいのはコッチだけという事が往々にしてあります、てか100%そうだと思います(笑)。若い女子はオッサンに絡まれても面倒なだけです(笑)。私はコレを常に頭に入れて気を付けてゲストハウスの接客に望んでおりました(笑)。

そして男ってのはどうしても女の上に立ちたいという心理があります。最近の若い子はジェンダーがどうとか言われる時代なんであまり無いのかも知れませんが、昭和生まれのほぼ100%の男はそう思ってるか、過去思ってたが最近の風潮をインストールし直し、過去のOSとして脳の奥底へアーカイブ化しただけだと思います。何かのきっかけで復元ボタンが押されればポーンとアーカイブが解凍され、「再インストールを完了しました」てなもんです。

若い女性が社長となり、若い女子にバズるホテルを開業し時代の寵児となっている。コレは宿業界に身を置くオッサンたちの心を激しく掻き乱す事象です(笑)。またその周辺では若い女性経営者やインフルエンサーなどが活躍し日々新鮮な情報を発信しており、心掻き乱され系なオッサンの脳内OSの復元ボタンが押されかねない状況です!

さらに巨大リゾート企業はじめ各企業がバンバン若者向け宿を増やし、平成生まれの若者も次々とお洒落な宿を開業しSNSでアピール!
自分がメインストリートにいると思ってたオッサン、若者から既にここは旧道・廃道・酷道w扱いになっている現実を突きつけられ、慌てふためきます。

オッサンてのはやたらとマウントを取るし、自慢します。プライド高いです。同性同士でもこの傾向は見られますから、こと若い女性が自分より遥かに凄い事を成し遂げ、それが自分も関わってる業界だったりしたら、これは一大事ですよ!オッサンのプライドは激しく損傷します!(笑)
そうなるとそのプライドを守るため、オッサンは行動に出ます。さも自分がその文化の第一人者であるかのように、「私も同じ事をやっています。エモっててチルっぽいバイブスみのある場づくりをもう10年前からしています(言葉遣いがズレてるのは勿論おっさん風にしたからですw)。」なんて言い出します(いや実際に言った人は見てませんけど、例えとしてね)。

若い女性より優位に立ちたい、若い女性と同じ話題で近づきたい、若い女性にバズってチヤホヤされたい、あわよくば若い女性とチョメりたいw、むしろ若い女性そのものになりたいwって思っちゃうのは、オッサンとして仕方ありません。同世代として共感します(笑)。

ヤダなぁおっさんって。ホントみっともねぇなぁ(笑)

この2つの理由が複雑に絡み合った結果…

多分この上記2つの理由が著しく突出した人の進化形が、若者へ迎合しようとするオッサンなんだと思います。
意外とゲストハウス界隈だと、流行ってるから金儲けで、みたいな理由は無さそうなんですよね。必死でオッサンが流行に乗っかろう的な感じに見えるんですよ。某巨大リゾートがやってる若者向けなんてのはガッツリ金儲け系でしょうが。
そういやあの若者向けナントカを褒めはやしてた人も一部いたな…

アレも宿の名前を昔のHIPHOPのタギング風にしてたり、あまり良いイメージで言われない一昔前の言葉を共有スペースの名称にしてたりして、あーあ、これまんま、当時風に言えば「イケてる」物を、当時あんまり通って来なかった30~40代位のお利口ちゃんが知らないなりに当時の記憶のままのイメージで「若者向け」を想像し作った感丸出しだなぁ、って感じました。実際の所は知りません、完全に私の憶測ですが。これで実際は20代の企画だったら稗田八方斎並みの勢いで後ろにひっくり返ります(笑)。まあ日本企業でそれは無いだろうけど。

フレミングの法則みたいな手の形して「チェケラッチョ」とかギャグでダサく言いたくなっちゃう感じですよね、アレwww
でも若い子どうせ当時なんて知らないし、一周回って逆に良いのかも(笑)。フリースタイルバトルとか流行ってますしねぇ。あ、まさか最近の若い子のラップブームに迎合した!?

話がズレましたが、そんなワケで若い女性の台頭、各企業が若者向け市場へ続々参入なんて状況で、女子に良いトコ見せたい、負けたくない、時流に乗りたい、てか俺だって若者だー!となっちゃった昭和生まれさん達の一部が、エモチルやばみざわオジサンに変身してしまうんだと思います。

というわけでウチは氷河期世代に優しい宿を目指します

昨日ツイッターでも言ったのですが、今どこもかしこも若者向けゲストハウスばっかりで、氷河期のオッサンをターゲットにしたゲストハウスは無いんかい!と常々思っていたんです。

以前のゲストハウスの時も、結構な割合で中年おじさんライダーにご利用いただき、「中年ライダー支援」はウチの裏テーマというか、もはやコンセプトなんです!
いやライダーに限らず、30代40代の一人旅支援がテーマです!あ、20代も全然歓迎ですよ。てかこれは皮肉じゃなくて、最近の20代って若いのにめっちゃ現実的な思考で、俺達氷河期から見ると既に中身オッサンですよ(笑)。

この「氷河期支援宿」、どこかでバーンと発表したかったんですが、まだ宿が出来るかも分からないのにキラキラ発信(内容はオッサン向けアピールで全然キラ着いてないけどw)するのも憚られて言ってなかったんですが、宿が形になってきたので、いよいよそのソフト面とそこから導き出される細かいハード面のアイデアが具現化してきて、それで昨日のツイートだったわけです。


氷河期世代って若者でもないし、高齢者でもない、中年には違いないけど、まだまだ頭はガキでセルフイメージは中年では無い。就職氷河期で社会との接点が歪んだままこの歳になってるんで、モラトリアムが終わってないような気がするんです。
そしてなんだか世代で流行ってるものも目立って無いし、かといって気楽に同世代が集まれる場所も特に無い。家族がいればまた違うんでしょうが、独身者もかなり多い。

なんかビックリマン、ミニ四駆、ファミコンから始まりポケベル、ピッチ、バイク、ギャル、サーフィン、メロコア、HIPHOP、大人になってからはmixiでSNSデビューしましたが、その後は完全に若者文化からは退いている感じですよね。

どこにも身の置き場の無い氷河期世代が、ちょっとくつろぎに来られる宿があってもよくね?というのがずっとあって。

政府が氷河期支援を言い出しましたけど、あんなのにひっかかかる氷河期いないでしょう。保守的な観点から消極的自民党支持者が多い印象ですが、あんなに冷遇されたのでそもそも政治を信用してもいない。
ずっと一人でやってきたから、もうこのまま一人で好きにさせてくれって感じでしょうか。氷河期総一匹狼って印象もあったりします。だったらゲストハウスが氷河期を支援しても良いだろうと(笑)

まあ具体的にどうするかはこれからで、イメージはありますがはたして実際はどうなるか。まだまだゲストハウス再開への道のりは遠いですが、やってみましょうかね。ホント書類が通って欲しい!まあ通らなくて届出受理されなかったら氷河期向けシェアハウスにして、次の物件探しに移りますけどね(笑)。お前そこまでして宿やりたいのかと突っ込まれそうですが。

と言う訳で本日もこれよりリフォーム作業へと行ってまいります。

氷河期の皆様へ次期ゲストハウスでお会いできる事を楽しみにしながら、10000文字を超えた所でキリよく終わりとさせていただきます(笑)。

長文お読みいただきありがとうございました。文章が長くなってきたらこれもオッサンですかねwww

おまけ

オッサンの発達課題をテーマにした、私の好きな曲2つw



若者に迎合するんじゃなくて、こういうカッコいいオッサンになりたいですね(笑)。