「ゲストハウス」の言葉の意味は崩壊しました

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ついにここまで来た「日本のゲストハウス」

さて今日もお客さんが居ないので、昼間は違う物件に行き、夜はインターネットに勤しんでいるわけですが、またいつものようにtwitterを徘徊していると、なんだかとんでもない物を見つけてしまいました。

リンクなどはしませんが、簡単に言うと、

  • 地域おこし
  • クラウドファンディング

といういつものキラキラお約束セットに、

  • 萌え

が追加されてしまいました(笑)。

とうとう日本のゲストハウスはここまで来てしまったか、と落胆しました。日本のガラパゴス化ここに極まれり!といった感じですねぇ。

まあ、着眼点は良いと思います。ご当地萌えキャラが有名になって聖地みたいになれば、「ゲストハウスを」という声は地域おこし系の連中から当然上がるでしょうからね、この時代。でもさぁ…

結局「ゲストハウス」に拘り過ぎた私がいけないのか

軽くない眩暈を覚えつつ、そのクラファンの内容を見ていくと、まあガッツリ地域おこし系、っていうか、これ企業関わってんだろ!個人じゃねぇだろ!ご当地キャラって事はどうせ行政も噛んでんじゃねーの?

あーもう無理無理無理!やめてやめて!
ブレイクダンスを学校で教えるようなダサいマネはもうやめて!

私もゲストハウスを運営してますけど、バックパッカーではありません。バッパーじゃないからこそ、ゲストハウスを名乗って良いものかと思って、色々と勉強しました。
深夜特急は…途中まで読んでそのままになってます。お恥ずかしい。今から読みます(笑)。バックパッカーズリンクはサイトが消えてしまったので、亡くなられた向井さんのFacebookの過去ログを何年も遡って読みました。そんなこんなで完全ではないでしょうが、一応の知識は得たつもりです。
ライダーではありますが、結局北海道へは行こう行こうとライダー仲間で話ながら、一人また一人とバイクを降りて行き、結局私もこの歳まで行かれなかったライダーです。でもライダーハウスについても情報収集しました。

だって「にわか」な私がそういう「文化」を発信するなら、「本物」を学ばないと先人達に失礼なわけです。まあ16で原付に乗って以来ブランクはあれどずっとライダーではありますから、ライダーハウスなら名乗ってもおかしくは無いでしょうけど、ゲストハウスを名乗ろうと思ったので。

でも、私のその努力は見当違いだったのでしょうか。

もう「地域おこし≒ゲストハウス」みたいな方がメジャーな気がします。知らない人はそう思うでしょう。そこにとうとう「萌え」までくっつけられちゃ、ガラパゴス化一丁上がり!ですね。

ヤケに作り込まれた「萌えゲストハウス」の紹介ページ

このクラファン、最終目標500万だそうです。そして現在既に200万集まっている。おそらく支援しているのはこの萌えキャラのファン、所謂「ヲタ」さん達でしょう。彼らの勢いはハンパ無いですから、多分目標額クリアするんじゃないでしょうか。

でもこのページ随分作り込まれてて、本当にクラファンやらないといけない団体なの?金あるんじゃねーの?って気もしますが。

確かに着眼点は良いですし、一部のアニヲタ外人も来ると思います。繁盛するかもしれません。支援しているヲタさん達は何も悪くない。でもさぁ…

「萌え宿」とか、「アニメホステル」とかじゃいけないワケ?流行りのフレーズなら「泊れる○○(キャラ名)の家」とかにしろよ!なんでよりによって「ゲストハウス」を名乗るんだよ。

なんだか、このところ色々考えて来た「ゲストハウスの定義」、もうどうでも良くなっちゃいました。

どうせウチは来年2月で名前も変わってゲストハウスじゃ無くなるし、もう勝手にしろよ…って心境です。あーあ。

だれがこんな風にしちゃったんだよ!「地域地域」言ったヤツ責任とれよ!なんてね(笑)。

おまけ

とうとう南房総のとある町までこんな事を言い出しました。

これ、その町が出した今年の地域おこし協力隊の募集のチラシです。
もうやめて。これ以上先人たちの文化を大人たちが壊さないで(笑)

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