閑散期にハイシーズン料金について思う事

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5月後半、閑散期です。

10連休が終わり、お次は9連休

慌ただしく過ぎ去ったGW10連休も終わり、まあその後の5月が長い事(笑)。
同業の方ならご存知でしょうが、GW後の5月~6月というのは閑散期となります。
あんな大々的な連休ブチ上げられちゃったら、その傾向は更に顕著になりますね。

ウチの一棟貸し宿もGW後は雨戸が閉まったまま。次の予約は無し(笑)。
次期ゲストハウス物件の近くにも一棟貸し宿があるんですが、毎日そこを見ては、「ああ今日もここにも客が居ない。それじゃさらに条件の悪いウチに来るワケ無いよなぁ。」とマイナス方向への安心を得ている状態(笑)。
本当に大型連休と夏だけなんですよね、南房総で行楽客が動くのって。

そんなこんなでヒマなんで、次期ゲストハウス物件のリフォームに精が出る毎日なんですが、昨日石膏ボード(重さ14キロ!)や合板を20枚以上も一人で買いに行き、二階まで運んだ所で疲れ途中で動けなくなり、筋肉が破壊されまくったのか夜中に関節痛と微熱が出て風邪をひいたようになってしまい、今日は安静にしようとブログなんぞ書いてるワケです。39歳にして若さが欲しい!(笑)


石膏ボード18枚、OSB合板5枚、総重量250キロ以上!一人じゃ死にます。

閑話休題、その点ゲストハウス・ライダーハウスは一人旅の方たちを相手にする業態ですから、閑散期は同じようにありますが、ポツポツとはお客様いらしてくれますよね。
団体でいきなり旅行しようって人は居ませんが、一人でフラッと今日どっかいこうかな?という人はまあ多くは無いですがいらっしゃるので。
とは言えそれで満室になんてなりっこ無い、当然経営的には厳しいんですが(笑)。

閑散期の現状

現在南房総の旅館さんの予約状況など見ると、土曜日だって一人3700円~4000円程度で泊れてしまい、全然予約が入ってない状態。最安値は3000円。そして一棟貸し宿も5月6月はどこも壊滅状態。
こんな時にお客さんを呼ぶのは多大な工夫が求められます(自分の事を棚に上げるw)。てか無理です(手の平返し)。どっちにせよ誰も来ませんから(笑)。


ウチの宿を見て下さい!23日は個人的な用事で×なだけで、6月は問い合わせが1件ありましたがその後音沙汰無し、予約なんて一つもありません!

そうなるとどうしても連休と盆暮れ正月で稼ぎ切るしかないわけです。そこで客入れなきゃいつ入れる?という状態です(笑)。

で、そうなると黙ってても客の入る期間は、料金上げましょう、そして閑散期のコストに充てましょう、となるのは自然の摂理だったりして(笑)。

そこでハイシーズン料金の登場です(笑)

前述の通り、お客さんが来ない時と黙ってても予約がバンバン入り争奪戦になる時の落差が激しすぎるこの業態、その落差を平滑にすべく旅館業やレンタカーなどはハイシーズン料金が当たり前のように設定されます。

ウチはゲストハウス時代ハイシーズン料金取ってました。一棟貸し宿も勿論取ってます。今後ゲストハウスを再開した時どうするかは悩みどころですが、多分ハイシーズンはちょっとは値上げすると思います。

しかしゲストハウスだと1年通して同価格という所が少なく無かったりします。
確かに昨日2500円が今日3500円じゃ不公平感ありますし、3日前に予約した時は8000円だったのが、当日予約した人は5000円だったというのじゃ殺意さえ覚えますよね。
(ウチは直前値引きだけは何をどう考えても不平等なので絶対にしませんが。)

というわけで通年固定料金でやっているゲストハウスさんなどのスタンスにはとても共感するんですが、ことウチみたいに9割日本人だったり、今の一棟貸しみたいに連休以外は稼働しなかったりすると、ハイシーズン料金を敢えて取っても良いんじゃないかと思うんです。
(インバウンドが多いお宿さんはこれからの話は関係無くなります。日本人メインの宿の話です。)

日本人は連休しか来ないから…

大騒ぎしたGW10連休、お盆にまた9連休…

先日のGW、10連休という事で話題となりました。そして今年のお盆は9連休だそうです。
また怒涛の予約合戦が繰り広げられる事は想像に難くありません。

SNSでの各お宿さんの発信を見ていると、5月の10連休のせいで4月はさっぱりだった所もあるようで、5月後半はまあ当然のように閑散期。その分GW10連休中は多忙でヘロヘロだったようですね。

本当に日本人って連休しか動かないんです。お盆の9連休もこの前のGWと同様、またマスコミが煽り立てて、その気になった人達が大挙して旅行の計画を立て、旅行に行き、各地で大混乱を巻き起こすのでしょう。

問い合わせや予約もそこばっかりに集中して、予約→キャンセルの繰り返しや、予約の仮押さえでキャンセル料かかるギリギリでキャンセルしたりとかバンバンされるんで、管理する宿側も神経使います。

消費者からすれば仮押さえというあまり良いとは言えない手を使ってまで宿を選びたい、行きたい需要があります。誰だってその連休に遊びに行きたいんです。需要の割りに供給が少ないとなると、当然市場原理として値段は上がります。
そして普段はゲストハウスに来る事の無い人達までが宿が無い&値段しか見ないでゲストハウスに乱入して来て、ミスマッチを起こしトラブル&悪いレビューとなるのもお約束だったり(笑)。

というわけで、宿側は負担増、消費者側は需要増、これだけでハイシーズン料金を設定する理由に十二分になりますよね。

そしてウチの場合、ハイシーズン料金はある意味そんな日本の休日に対してのアンチテーゼでもあったりします。

ハイシーズン料金は連休しか動かない日本人へのアンチテーゼ?

ウチがハイシーズン料金を設定していた裏の理由と言いますかねらいと言いますか、上述したような連休しか動かない日本人、というか日本全体の、働き方改革とかワケわかんない事言ってるクセに何も改善せずみんなが一斉に休みとなる連休、そしてそれによる各地各界隈の大混乱、こんなのを受け入れる社会的コストとして取る物が「ハイシーズン料金」、という感覚があったりします。

私は前職も休みは不定期で、今は丸っきり世間へ逆張りで働いてますから、もう土日とか連休に出かけるという事がどれだけ面倒クサイ事か身をもって体験しています。

平日は本当にどこへ行くにもスイスイだし、どこへ行っても空いてるしで本当にストレスフリーです。一方週末は道は混むし人は多いしで、家から出たくありません。

でもカレンダー通りの休みしかとった事の無い人に聞いたところ、混んでいる週末しか知らない、平日がどれほど空いてるか分からない、どっちにせよ週末しか休みは取れないので仕方ないとの事でした。

まあここでキラキラ系の人だと「日本人の働き方を変えるためにオレはやっている!」「みんなが意識を変えないと!」とかイキっちゃう所なんでしょうが、私はそこまで熱くなれませんので、まあ軽い皮肉として、
「週末や連休しか来れない事情は分かりますよ。でも正直ちょっとは平日に有給取って来てくれたって良いんだよ?そういうバッパーさんやライダーさんもいるんだよ?まあだったらハイシーズン料金負担してね!」
と言うメッセージを心の中で込めているのです(笑)。

てか何か働き方改革とか言うなら、公務員の事務職(役場の手続きとかね)だけでも木日休みなり水土休みなりにズラせないのかなぁ、なんて事情を良く知りませんが素人考えで思ったり。

そうすれば週末休みの人も役所に自分で行けるし、全国で結構な数の公務員が休みになれば、あの連休の大混乱を避けるための対策として、焼け石に水を細いながらもホースで連続的に供給できる程度の威力はあるような気がします。そうすれば観光業、サービス業も少しは収益が安定的に入るのでハイシーズン料金を下げられる可能性もある。

意識高い系が大好きな星野リゾートだって同じ事言ってますよ(笑)

まあ上記は素人考えなんですが、これ、似たような、というかもっと突っ込んだ事、素人どころかプロ中のプロ、意識高い系()な方々が大好きな星野リゾートの社長さんがもう10年も前の2009年に提言してますからね(笑)。

http://www.kantei.go.jp/jp/keizai_kaigou/090317/090317_07.pdf

↑これがそのプレゼン資料です。URL見て下さい。首相官邸の物ですよ!

あの星野リゾートでも100日の黒字265日の赤字!って言ってますよ!
(ウチは60日の黒字と305日の赤字だろうなぁw)

経済危機克服のための「有識者会合」

ここの3月17日の所ですね。議事録を読むと、せっかく星野氏が意見したのに総理大臣がサクッと話題変えてて笑います。

まあ何か、祝日を皆で祝う精神がどうこうって反対意見とか出てこの提言は立ち消えになったようですね。安倍ちゃんじゃ仕方ないか。あ、この時は麻生総理か。
てか精神とか言うなら、祝日に国旗掲揚してるのか?その祝日って本当は何をする(してた)日だったか知ってるのか?そもそも祝日を週末にズラして連休にするのは良いのか?と小一時間…

ホントいい加減、休みをズラして取ろうって発想になって欲しいです。宿が平滑的に儲かるからというポジショントーク抜きにして、単純にあの東名高速や中央道、アクアラインで毎週末何百何千という車が何時間も渋滞にハマってアイドリングを続け、とてつもない排気ガスとガソリン消費を毎週毎週繰り返してるのに、エコだとか京都議定書だとか言ってるアホさ加減を対策しろよと。毎週渋滞にはまってる方も何か対策しようよ!と(笑)。
何より働く人達、トラックとかバスが可哀想すぎる。

そして前にもどっかで書いた気がしますが、地域おこしだの地方創生だの言う人達が、移住者の来なさ加減にいよいよ気づいて、関係人口だのアドレスホッパーだの家を全国に持つだの定額制サービスだの言ってますが、結局何だかんだ言ったってそういう人だって週末しか来ないんですから、だったら平日にも多少分散してきてくれた方が観光業、サービス業云々差し置いても田舎に経済効果があると思います。

まあ現状じゃ無理でしょうけどねぇ。いやでも10連休取ったってちゃんと世の中回るんだから、平日に休み1日取るくらい屁でも無くね?とも思いますが。

しかし消費者側も、これほど猫も杓子もコスパコスパ言ってるのに、「ハイシーズン料金なんか払うくらいなら、平日に休み取って行っちゃるワイ!その方がクッソオトクやんけ!」って人、なんで居ないんでしょうね。平日なら空いてるし安いし、ゲストハウスならヒマだから宿主やスタッフとゆっくり話できるし、宿スタッフも精神的に安定(笑)してるんでサービス良好だしコスパ最高ですよ(笑)。

マスコミもそういう方向に煽ってもらいたいですよね。「平日がオトク!有給を取ってでも平日に行きたい宿特集!」とかやれば良いのに。Youtubeで宿についてなんだか語ってる人もいますけど、ベッドの寸法なんか測んなくて良いからそういう発信もしてくれりゃ良いんですけどねぇ。

とは言えホントは変動料金なんかやりたくは無いんです(笑)

というわけでハイシーズン料金についてグダグダ講釈垂れましたが、まあこれは繰り返しますが日本人の一般客がメインの場合でのお話であって、平日もインバウンドで賑わってる宿とか、完全にバッパーとかライダー向けにやってる宿なんかには当てはまらなくなりますね。そういう宿ではハイシーズン料金を設定したら不公平感強くなりますから。
ここまでこんな事言いながら、やっぱり旅人宿ってのを根底に考えてる私もハイシーズン料金の設定には結構揺れ動くんですよ。たまたまハイシーズンに来てしまったライダーさんとかバッパーさんには申し訳ないなと。まあでもそこは泣いてもらってますし、ゴリゴリの旅人ならその辺は定額料金の宿へ行くなり色々対処するでしょうし、それでもウチに来てくれたなんてもう感激ですから次平日に来たらサービスしまくりますよ!とか都合よく考えて(笑)。

まあとにかく何でも良いけど言えるのは、旅をするなら平日がとにかくオススメですよ!お客さんも宿もWIN-WINになれます!って事ですね(笑)

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