弱小ゲストハウスがブッキングドットコムの広告と集客に打ち勝つ事はできるのか?

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旅行サイトを整理しました

先日よりブッキングドットコムからの予約を打ち切り、今当ゲストハウスの予約受付は、

  • 自社サイト&電話
  • 楽天トラベル(国内OTA)
  • Airbnb(海外OTA)

だけです。

以前はBooking.com、Expediaにも登録していましたが、こいつらエグいんです。金を取るだけ取って、後は放置ですから。日本の法律が適応されないのを良い事に、やりたい放題です。

さすがにこちらも我慢の限界でして、海外OTAはもう結構!となったわけです。
その辺りの顛末はコチラ

当宿の登録する予約サイトについて
こちらは平成30年8月時点での私の感想です。現在は当時のOTAの状況から大分変っていると思われますので、参考程度にして下さい。 当宿の登録...

エクスペディアは、全然集客してこなかったくせに、いきなりオーバーブッキングをねじ込むという離れワザをやらかしてくれて、登録してすぐ一発解約。何だったんでしょう。

ブッキングドットコムは、集客が良いからそれでも我慢して使ってましたが、もう対応がダメすぎて我慢の限界。今月より予約打ち切りとしたわけです。

これが打ち切り時の私のストレスの捌け口ツィートです(笑)。

ブッキングドットコムからの集客が良い理由?

今までブッキングドットコムに登録してきた私が、なぜブッキングドットコムから集客が多いのか考えてみました。

集客が良い理由1 リスティング広告がエグい

先日Booking.comの広告についての考察を書きました。

Googleトップのリスティング広告は1度目しか表示されない?
今後当宿はBooking.comからはご予約できません 先日予約サイト「Booking.com」からの受け入れを一旦停止するとブログに書き...

これを見てもらえばわかるのですが、ブッキングドットコムの広告ってグーグルの検索結果のトップに出てきます。そして今、企業なら今後活用が必須といわれているGoogleマイビジネス、これの「空き状況の確認」の欄にもブッキングドットコムが堂々と表示されます。

この赤で囲った欄が広告です。大きい方は検索結果内の広告、小さい方はGoogleマイビジネス内の広告。

よーく見て下さい。どちらにも小さく緑枠で広告と書いてありますよね。つまりこれ検索結果じゃ無いんです。広告なんです。
三番目に、ウチの公式サイトが載っています。これつまり、広告が無ければ公式サイトがトップで表示されるという事です。凄くないですか?どれだけ広告費払っているんでしょうね。

しかしこの検索画面に擬態(笑)した広告、検索結果のフリをしているんで、普通の人が見たら広告だとは気づきません。罠みたいな物です(笑)。
まあこんな事気にするのはブログをグーグルアドセンスでマネタイズしてるような人くらいでしょう(笑)。
なので大多数のお客様は当然検索画面のトップに表示される、ブッキングドットコムから予約を入れますよね。

しかもそこから予約を入れなかったとしても、右のGoogleマイビジネスの小さな方の広告、この例ではBooking.comしか表示されていませんが、エクスペディアなど他の海外OTAに登録していれば、その分だけ表示されます。
お客様にしてみれば、これだってまさか広告だなんて思いませんから、グーグルが料金を比較してくれてるんだな、便利だな、って思うでしょう?でも違います。「空室状況の確認」なんて書いてますが、広告です。ここでも擬態(笑)してるんです。罠です(笑)。そりゃここで最安値が一発でわかりますもん。ここから予約する人だって多いでしょう。

上手い事やってますよね(笑)。

結局これを見て思ったのは、ブッキングドットコムからの集客が良いのは、ブッキングドットコムが優れているからじゃなくて、グーグルへ検索結果のフリをして広告というカタチでうまく取り入っているからなんじゃないでしょうか。本当GoogleにしろBooking.comにしろ、海外の企業ってえげつねぇなぁ(笑)。

昔は「じゃらん」もこういうエグい事してたみたいですが、今はこのGoogleの広告からは国内OTAは撤退したそうです。そりゃそうだろうなぁ。広告費凄い額払ってそうだし。そりゃ海外OTAは国内OTAの1.5倍以上の手数料ふんだくっていくワケだよなぁ。

間接的にホテル・宿側が広告費を払って、ブッキングドットコムから予約してね!って宣伝してるようなモンですからね。なのでそこからの予約は沢山入るけど、手数料も沢山取られていく、その手数料は間接的にホテル・宿側が広告費を・・・・・

宿側にしてみたら負の連鎖ですね(笑)。

集客が良い理由2 不備があろうがラクラク一発予約!

でもBooking.comは優れてない、は言い過ぎで、優れている面もあるんです。
お客様の目線から見たら、予約が格段に楽。
日程を指定したら、後は次の画面で詳細を入力して予約確定!ですからね。名前なんか適当で良いし、住所が抜けてても特にチェックもされず予約完了ですからね(笑)。

そこいくと楽天トラベルなんて、まず日程をどこで指定して良いかわからない(笑)。まずプランを選べと。その後も予約画面までもわかりにくいし、いくつもページをめくってやっと予約画面に来たら会員登録しろだのログインしろだのあー面倒くさい!

逆に考えれば、これがフィルターとなって「適当に予約しちゃえー」みたいな人をふるい分けてる、という考え方もできますけどね(笑)。楽天ってあんまりトラブルとかノーショー無いし、ちゃんとお客様と連絡がつくし。でも、面倒なのはメリットじゃありませんよね。このスマホ社会で。ログイン画面くらいは許しても、その他が面倒くさすぎます。

宿側にしてみても、日々予約や宿のページの管理のため毎日ログインする事になる管理画面、これがブッキングドットコムは分かりやすい。楽天トラベルは分かりにくい上にマジ面倒くさい。

なんか楽天トラベルは今リニューアル中らしいですが、完成が来年まで延期に。ブッキングドットコムは特に不満無いけど、欲言うと一言二言宿側から何かコメント入れられる欄があっても良いのになぁ、とは思いますね。

シンプル、簡単、サポートはテキトーなブッキングドットコム
VS
複雑、面倒、サポートは手厚い楽天トラベル

まるで「海外 VS 日本」っていうのの縮図ですね。

楽天トラベルの、例の延期までして作り込んでいるリニューアルサイトに期待ですね。手数料も値上げするそうですけど…

ブッキングドットコムを切ったところで結局広告は表示される?

宿側がブッキングドットコムから完全撤退すれば、宿名で検索した結果にはブッキングドットコムの広告は表示されなくなるかもしれません。ただ、どこかへ旅行へ行こうと思ったとき、よほどその宿のファンならいざしらず、いきなり宿名で検索する人はいないと思います。

ウチで例えると、「館山ウィールズゲストハウス」で検索して来られる方はほぼゼロです。大体の方は、「館山 ゲストハウス」で検索されています。
「館山ウィールズゲストハウス」の検索結果に広告が出なかったとしても、「館山 ゲストハウス」の検索結果にはちゃんと広告が出ます。これは仕方ないですよね。

うちのお客様に尋ねると、「館山 ゲストハウス」で検索して一番上に出てきたところから予約した、という方が本当に沢山いらっしゃる。それつまりブッキングドットコムの広告です!

こうやって検索した人が大勢流れていく「ブッキングドットコム」へあなたが自分の宿を登録していなかったらどうなるか?
お客様の流れて行ったブッキングドットコムのその先のページには他のゲストハウスは沢山表示されますが、貴方のゲストハウスは表示されません!怖いですねぇ。
そりゃどこの施設もブッキングドットコムとは手を切れないわけですよ。覚醒剤みたいなOTAですね(笑)。

その覚醒剤から足を洗ったのが、今回のウチの宿ってわけです。

これ、今のところ近くに競合ゲストハウスが無いウチだからこそできる実験です!
でも今後館山では2件もゲストハウスが立ち上げ中なので、それら施設がブッキングドットコムに登録したとしたら、「館山 ゲストハウス」で検索してブッキングドットコムに流れたお客様はウチの存在には気づきません。だってブッキングドットコムにウチが載ってないから。「え?館山ってゲストハウス3軒もあったの?2軒だと思ってた!検索に出なかったよ?」ってね。怖い怖い(笑)。

それが怖くて完全に登録削除してないところが、またウチの汚いところ(笑)。

名前の通った有名宿、人気ゲストハウスなら全然問題ないのでしょうが、ウチみたいな後発の弱小ゲストハウスには、ブッキングドットコムとの決別は大バクチなのです(笑)。

これの対策は、ありません!

宿の公式サイトが、こんなブッキングドットコムとかの広告より上に表示されれば、少しは公式サイトからの直接予約が増えるのになぁ、って思いますよね。

そういう、検索結果の上位を狙う方法、無い訳じゃないんです。SEO対策って言って、企業やブログでお金を稼ぐ人達が血眼になって勉強してます。

そのSEO、平たく言うとグーグルの検索結果でどうやったらトップに表示されるかを対策する方法なんですが、どう逆立ちしたって広告より上に表示される事なんかありません!だって広告は金払ってますから(笑)。なのでウチの場合だったら、「館山 ゲストハウス」で検索されたときに、広告の上は無理でも、2番目に表示されるようにSEO対策を頑張らないといけない、という事ですね。まあSEO対策なんて、それだけで情報商材や有料セミナーが行われるくらいワケわかんない世界なんで、実質対策は無し!って事です(笑)。

実際の検索結果

「館山 ゲストハウス」で検索してみた結果です。
広告とGoogleマイビジネスのページは抜いて、純粋な検索結果だけで見てみます。


1ページ目。広告ではありません。純粋な検索結果です。ブッキングドットコムが2つも検索にひっかかって出てきます。これだけマンモス企業ですから、SEOも強烈でしょう!しかもこの上にはGoogleマイビジネスの表示を挟んで、ブッキングドットコムの広告が表示されています。つまり「館山 ゲストハウス」の検索結果の上位3つがBooking.com!そりゃここから予約来るよなぁ。
館山市で人気のゲストハウス10軒て…。館山にゲストハウスはウチしかねぇよ!!


2ページ目。楽天トラベルが猛追してます。ここだって国内最大手です。SEOは超強いはずです。
この画像の1件目は市内にある別の宿泊施設ですね。「ゲストハウス」と名前が付いているので検索結果に出てきてしまいます。


はい3ページ目です。ようやく当宿の公式サイトが出てきましたよ。
順番で言うと上から5番目です。とは言えブッキングドットコム、楽天トラベルというマンモス企業を抜けば、SEO的には「館山 ゲストハウス」で検索するとウチがトップという事です。そりゃそうでしょう、館山には現在ウチしかゲストハウスがありませんから(笑)。

この公式サイトを上記2つのOTAより上に表示させたければ、ウチが同様のマンモス宿に成長しないと無理でしょう(笑)。それか公式サイトに10000記事くらい載せて、超巨大ホームページにするとか(笑)。まあつまり、「これ以上上位表示は不可能」って事です!

海外OTA第三の刺客「Airbnb」

しかしここへ来て、Airbnb(エアービーアンドビー:通称エアビー)がめきめき頭角を現しているとか何とか。なんせAirbnb、手数料3%という破格!そして以前は違法民泊サイトの汚名を着せられていましたが、6月の民泊新法施行時の神対応で一躍話題に!予約数もぐんぐん伸びてるとか。

これを無視できなくなったのか、楽天トラベルに参画するとタダで使えるようになるサイトコントローラー「ねっぱん」(楽天トラベルとかブッキングドットコムとか色々な予約サイトを一括で管理できるようになるシステム)が、今まで全シカトしてたAirbnbとも連携するとか言い出してます。

ウチもさっそく申し込みました。

本当Airbnbがどんどん成長して、ブッキングドットコムを駆逐してくれないかな?(笑)

予約サイトを整理して果たして今後どうなるか

というわけで予約サイトを絞ってみた当宿ですが、今後どうなるかを見て行き、逐一ここでレポートしたいと思います。そんな情報要らないか(笑)。

本当はハイシーズン8月の前にBooking.comを切ってどうなるかを見たかったんですが、あの集客率の高さの前にはその勇気が無かった(笑)。まあハイシーズンのデータは取れたんで、これが来年の8月「海外OTAを切ってみて去年と今年でどうなったか」っていう比較ができると考えれば、まあ良いかなと。
広告費を多大にかけた、まやかしの集客率、っていうのを証明したいですからね!

まあ来年までツブれず営業してればの話ですが(笑)。その前にブッキングドットコムがAirbnbにツブされてたりして。

でもこういうの実験するところ他に無いでしょうし、ブッキングドットコムは単純に頭に来るんで、少しでもあの高慢チキな海外OTAに悩まされるゲストハウスオーナーさんが減ってくれたら嬉しいな、との思いで実験してみたいと思います。

ちなみにブッキングドットコムからの予約を打ち切り後、今までほとんど予約のなかった公式サイト経由の予約が早速入ってきました。期待できるかな?

それではこれから南房総は閑散期に入りますが、実験スタートです!

既に去年の時点でこれに言及されている方がいらっしゃいました!パクリになっちゃった。すいません!

私が海外OTAのBooking.comやExpediaに登録していない理由~Googleマイビジネスの問題点
地方の観光業において、インバウンド対策(外国人の受け入れ)は重要です。外国人対策と言えば、海外OTA(予約サイト)への部屋提供が必須。 海外OTAの登録は今や必須!!?でも、私の宿はどちらにも登録していません。/ インバウンドやる気ないの

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